汗まみれのカズがせっせとサインを書いている。
そして、私の番まであと4、5人になった時に「色紙がない」と気付いた。待っている間に落としてしまったのだ。
「あれ、色紙は?」。
カズから尋ねられると、私は困惑した表情で答えた。「なくしました」。
すると、キングはスッと私のTシャツをつかむと、そこにサインを書いてくれた。
「ありがとうございます。僕もいつかサッカー選手になりたいです」。
うれしさもあってそう伝えると、スーパースターは「頑張れよ」と頭をなでてくれた。

年月が流れ、私はサッカー選手ではなく、新聞記者になっていた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180508-00000070-sph-socc

キングカズは神だと思っている(´・ω・`)