https://mashable.com/2018/05/18/avengers-crossover-kingdom-hearts-3-hands-on-preview/#qMJw9tOh_qqA


思えば、キングダムハーツの第1作目が発売された頃は
クロスオーバー作品というものが超大作の間で流行などしていなかった。
だが現在マーヴェルを中心にクロスオーバー作品というのは数多く発表され
その手法は、どの映画スタジオにも浸透している。


そういう意味でリトルマーメイドやFF7のクラウドなど
15年前から多くのキャラクターを1つのゲームに登場させていた
キングダムハーツには先見の明があったと言えるだろう。


そして時代の先を走っていた事がキングダムハーツ3の唯一の魅力ではない。
番外編や完全版が発売されていたとはいえ、今作は10年以上の月日を経て
発売に至った久々のオリジナル新作でありピクサーを初めてシリーズに組み込んだ作品でもある。


スクウェア・エニックス、ディズニー、ピクサーと異なる3つの世界が
懐かしい世界観も提示しながら衝突する今作には、特に彼らの作品と共に
成長していった者達に何物にも代えがたい魅力を備えていた。


私達は今回の試遊でキングダムハーツ3内の
ヘラクレス世界とそこでの戦い、トイストーリー世界とそこでのミッションを
体験してみた。
まず最初に言えば、物語は取るに足らないものだ。


今後のヒーロー映画の先行きを考慮し、慎重に、打算的に作られている
マーヴェルのクロスオーバー作品とは異なりキングダムハーツは全て自由な構成であった。
主人公ソラは世界を暗黒に染めようとしているハートレスに戦いを挑む。
それは単純な勧善懲悪劇であり、ドナルドダックやグーフィーなど
ディズニーの伝説的キャラクターは主人公を見守る存在として描かれている。