スイッチ一家に複数台普及目指す 任天堂君島社長が展望
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20180602000053
28日の株主総会で退任する任天堂の君島達己社長が1日、京都新聞社の取材に応じた。
任期中は若手への権限委譲に力を入れたといい、「山内溥元社長から教わった、娯楽以外
の事業に手を出さない『分相応』などの考えを若い人に伝え、新しいリーダーを育ててきた」
と振り返った。
「夢はWiiのように多くの人の話題に上ること。まだこれからだが、携帯も据え置きもできる
特長を生かしていろんなことに挑戦し、Wiiと違う広がりをさせたい」と述べ、一家に1台以上
の普及を目指すべきとの考えを示した。
16年に参入したスマートフォン向けゲーム事業については「収益としてはまだ物足りない」と
今後の経営課題に挙げた。
ゲーム機事業の将来像については「今のゲームビジネスは(花札やトランプなども売ってきた)
130年の社歴の中で4分の1に過ぎない。中心は他にない面白い遊びを考えることだ」として、
新技術との融合が鍵になると指摘。