東京電力福島第1原発での建設工事に昨年秋から外国人技能実習生が従事している。
6人が従事しているのは、昨年11月に始まった敷地内に新設される施設の基礎工事。
放射性物質に汚染された可能性があるがれきや伐採木などを焼却する施設で、
6人はゼネコンの下請けに入っている東京都内の建設会社に雇われている。
原発敷地内の作業ではあるが、放射線防護教育は行われず、被ばく線量を管理する必要もないという。

技能実習制度は途上国への技術移転が目的とされるが、ベトナムには被ばく労働を伴う原発自体がない。
同国政府は16年、資金不足に加え、福島の原発事故による国民の反発を考慮し、建設中止を決めた。
https://mainichi.jp/articles/20180501/k00/00m/040/120000c