あるユーザーが、ゲームの影響からか最近の学生が、歴史上の人物の性別を誤解するケースが増えているとTwitterに投稿した。ネットでは大きな反響を呼んでいる。

現役教師の知人から「最近ゲームで困っている」という悩みを聞いたというユーザー。
ゲームのしすぎや遊びすぎに関することかと思いきや、悩みとは「性別反転のせいで、史実上の人物(男性)を女性だとおもっている学生が増えてる」(原文ママ)というものだった。
しかしユーザーも、「あー……そりゃ、ゲームのせいだな」と納得している様子。

ユーザーは「お断りしておきたいのは、別にゲームを全否定しているわけてはないので、そこは間違えないようにしてください」(原文ママ)とゲーム批判ではないと強調。
あくまで、そうした性別を誤認する実態があるということを伝えたかったのだという。

この性別勘違い問題についてTwitterでは、

“小学中学で深夜アニメとかそういうゲームでその人物を初めて知ったのならそういう誤解は多そう。”
“以前、中学教諭の友人から聞いた「先生、伊達政宗知ってる?」「知ってるよ」「六爪流格好良いよね!」「待って、それはゲームの人」という流れに通じるものを感じる…。”

と、納得する声や類似エピソードを思い起こす人がいる一方で、

“ゲームのせいじゃなくてこれどう考えても勉強してない自身の問題でしょ()これだけ調べ物ができる世の中でそんな事すら調べないとは……”
“歴史勉強してたらそこら辺の区別付くと思うんだけど 戦国時代とか明らか男性優位だし 信長が女だと本気で思ってる人なんていないだろw”

とゲームではなく、その人自身の問題であるとする声も。

たとえば、スマホ向け人気ゲーム『Fate/Grand Order』は、歴史上の偉人や神話などに登場する英霊をサーヴァントとして召喚できる設定だが、
新選組一番隊組長の沖田総司、戦国大名として名高い織田信長、「万能の天才」と称されたレオナルド・ダ・ヴィンチ、ローマ帝国第5代皇帝のネロ・クラウディウスなどは、史実では男性でも「女性」として登場している。

確かに、ゲームのキャラクターとしての設定が、実際の人物の性別を誤って覚えてしまうことを誘発するかもしれないが、“男性か女性かが問われるテストはないので、人物に興味をもつ、
あるいは覚えるという点ではゲームは有用だと考えます。”という声にあるように、ゲームは子どもが歴史に興味を持つきっかけのひとつでもある。
ゲームはあくまでもゲームとして、史実は別と認識させる教育も必要になってくるのかもしれない。