プリティーオールフレンズの「抱き枕」が許されない理由 - wezzy|ウェジー
http://wezz-y.com/archives/57414
http://wezz-y.com/wp/wp-content/uploads/2018/08/1807_PAF_BC01.jpg

今、女児向けアニメのグッズレーベル「プリティーオールフレンズ」から発売された「ビッグクッションカバー」に対して、批判が起きている。

「プリティーオールフレンズ」とは、ダンスとフィギュアスケートを融合させた架空のスポーツ「プリズムショー」を軸にしたテレビアニメ『プリティーリズム』三作品
(『プリティーリズム・オーロラドリーム』『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』『プリティーリズム・レインボーライブ』)と、
誰でもアイドルになれるサイバー空間「プリパラ」を舞台にした二作品(『プリパラ』『アイドルタイムプリパラ』)の主人公をモチーフにしたグッズのシリーズである。

アニメの主なターゲットは女児だが、『アイドルタイムプリパラ』放映終了直後から始動した「プリティーオールフレンズ」は大人向けの商品をラインナップしている。
今まではキャラクターをデザインしたフレグランスなど、化粧品を主力商品として展開されてきた。

今回問題になった「プリティーオールフレンズ ビッグクッションカバー」は、五作品の主人公が水着を着て寝そべっている書き下しイラストがあしらわれたものだ。
株式会社ICREAが企画・制作し、2018年の夏のコミックマーケットにて、1万円で販売されることが発表された。

それに対してインターネット上で韓国・日本のファンが「子どもを性的な商品にするな」と批判。
そうした批判に反発するファンも出てくるなど、ビッグクッションカバーへの賛否が入り混じっている。
この騒動ののち、ICREAから当該商品の販売方法を通販に変更すると発表されている。
変更の理由は明かされていない。

今回の件について、筆者は批判のメールをICREAに送った『プリパラ』ファンの一人である。
この文章を執筆している最中に販売方法の変更が発表され、多少ゾーニングが強化されたとは感じたものの、やはり公式から販売してよい商品であるとは考えない。
というのも筆者は単純に「性的な抱き枕カバー」を問題視しているわけではない。
「女児向けアニメが」「公式に」「成人向けの」「性的な抱き枕カバー」を発売したことを問題視しているからである。
これらの諸要素が「合体した」ために、露骨に「まずい」ものになっていると考えている。