環境省、ゲノム編集を法規制へ、新種生む恐れ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34790170Q8A830C1CR8000/
 環境省は30日、農作物の遺伝子を効率よく改変する技術「ゲノム編集」について
法規制の対象とする方針を決めた。
植物などに外部から遺伝子を導入したケースが対象となる。
同日の専門家会合で、遺伝子組み換え技術の利用を規制する「カルタヘナ法」が
ゲノム編集にも適用できるか議論した。遺伝子を外部から組み込む方法は繁殖力
の強い種を生むなどのリスクがあるため、同法が適用できると判断した。
遺伝子の一部を壊したり、切断したりする改変は通常の自然界でも起こりうるとして
規制の対象外としたが、ゲノム編集による改変は実例が少なく安全性の懸念が残る
ため、同省への届け出を求める。