――PS4の売り上げもピークに達して「次世代機が出るのでは?」という声もある。
制作側から見てPS4の限界は見えたか。

 PS4は、非常にパフォーマンスが高く『ゲーム機の制約でこれができなくて困った』というよりは、
ソフトをある段階で(商品として)まとめないと作り続けてしまうという“制約”の方が大きい。
発売されて5年になるが、今になって初めて新作ゲームを出す開発チームがあったりするし、
できることの規模に合わせて、作り続けると開発に4、5年かかることになる。
開発側から見たゲーム機の世代交代は『(現行機で技術的に)できることがなくなる』というのがあるが、
PS4はそれがなかなか見えない。
作り手からすると“失速している”感覚はない。PS4Proの人気も高くて、不足していたりする地域もある。

 ――ずばりPS4、VR以外の(次世代機の)ソフトは作っていないのか。

 全くない。お話しできることも全くない。