そもそも、
ビジュアル、ストーリー、世界設定、テーマといった、
他のメディアにも存在する、表現可能な要素を大人向けにしたとして、
それだけで大人向けのゲームと言い切っていいのだろうか

他のメディアにはないゲームプレイの部分で、
子供向けとされるゲームと同様の、延長線上にあるようなこと、
例えば、敵とされるような存在を武力なり暴力なりで制して
ゴールなり、高得点なりを目指したりといったことをしているのならば、
それを大人向けですと言ったときに説得力を持つのだろうか

例えば、ウォーキングシミュレーターや、
或いは、会話を主としたコミュニケーションをベースに目標の達成を
目指すようなゲーム、経営シミュレーションのような、何らかのマネージメントを
するようなゲームは、”何をさせるのか”のテーマ選びや、
上段で言ったような子供向けと同様なゲームプレイの排除などによって、
ゲームとしても大人向けと言えるものになる(なってる)のかもしれない
(それさえも”ごっこ遊び”という言い方ができてしまうように思うが)

しかし、こう言ったものが、当のゲームを遊びうる大人達の中で
どれ程の規模なり、割合なりで支持されるものなのかと考えると、
現状、あまりメジャーになるとは思えない