セガ最後のゲーム機「ドリームキャスト」の海賊版対策はどうやって破られてしまったのか?


ドリームキャストにはMIL-CD再生機能が搭載されていました。
MIL-CDとは「見るCD」を意味し、通常のCDプレーヤーでは音楽CDとして再生できる一方で、
対応機器では独自のコンテンツを視聴できるというメディアです。
セガの開発エンジニアはこのMIL-CD再生機能がハッキングの入り口になると気づいていたため、
ゲーム本体がCD-ROMを検出すると1ST_READ.BINをスクランブルするように設計していました。
このスクランブラーによって、
ゲームコンテンツを違法コピーしたCD-ROMを読み込んでもドリームキャストでは実行できないようになっていました。


しかし、ドリームキャストのセガ公式開発システムであるKatana SDKが盗まれたことで、
このスクランブルによるセキュリティが突破されてしまいました。
このSDKにはスクランブルされた1ST_READ.BINを元に戻す逆スクランブラーが含まれていたため、
ドリームキャストでCD-ROMからゲームを起動することが可能になったそうです。

https://gigazine.net/news/20181213-dreamcast-hacking/

誰だよKatana SDK盗んだ奴
そいつがセガを…