CPU小売市場に異変 インテル品薄でAMD躍進 日本経済新聞


パソコンに不可欠な基幹部品のCPU(中央演算処理装置)の小売り市場に異変が起きている。
品薄による値上がりが影響し、最大手であるインテル製品のシェアが低下。一方で米アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)製品の値ごろ感が強まり、量販店で人気を集めている。

インテル製品の割高感が高まっている
CPU市場ではインテルとAMDが競合する。パソコンに組み込まれているが、製品を自作したいユーザー向けにばら売りもしている。

調査会社のBCN(東京・千代田)によると、主要家電量販店やネットショップでの10月のシェアはインテルが69.7%と前年同月比9.7ポイント低下した。AMDは30.3%と伸びている。

インテル製品は9月頃から不足感が強まっている。新しい量産技術の立ち上がりが遅れているほか、高性能パソコン用の需要が増えているためだ。
都内の大手家電量販店では、インテル製CPUの8割が11月中旬時点で品切れとなっている。

製品価格も上昇傾向だ。ツクモパソコン本店(東京・千代田)では、売れ筋のインテル「Core i7 8700K」が11月下旬時点で約4万7500円。2カ月前より4000円ほど高い。

同等の性能を持つAMD「Ryzen 7 2700X」は同4万2000円程度と、インテル製品より1割ほど安い。
AMD製品は「ここ1〜2カ月はほとんど変動はない」(同店の担当者)といい、両社製品の価格差が広がっている。

インテルのCPU不足は年明けも続く見込み。価格差はさらに広がる可能性もある。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO38559350V01C18A2QM8000/

AMD(,,゚Д゚) ガンガレ!