「心の研磨剤」
ある村のはずれの山に恐ろしい化け物が住んでいました。
化け物は村人を食べるので、誰も山に近づきませんでした。
ある日、少女が山に迷い込みました。
「どこに行くんだ」
化け物が現れました。
「村に帰りたいの」
少女はひょうひょうと答えました。