――まずは、セガゲームスがesportsに参画した経緯、そしてタイトルとして『ぷよぷよ』を選ばれた理由を教えてください。

宮崎esportsとひと口に言っても、実際のところ何をもってesportsとするかという点において、
海外が先行しているイメージの中、日本はこれから構築していく段階だと思っています。
たとえばアメリカで開催されているEVOという格闘ゲームを中心にした大会では、
『ストリートファイター』や『鉄拳』など大きなタイトルのメイントーナメントが7つほどある一方で、
ユーザーコミュニティベースで開かれるサイドトーナメントがいっぱいあって、そこに『ぷよぷよ』もあるんです。

――日本で『ぷよぷよ』のプロになった選手も参加していましたね。

宮崎 僕らとしてもそういう動きを盛り上げたいという気持ちはあって、
『ぷよぷよ』がEVOのメイントーナメントになるようにがんばろう、という話を社内でしたんですよ。でも、「なんでパズルゲームの『ぷよぷよ』でesportsなんだ?」、「EVOって格闘ゲームのお祭りでesportsとは関係ないでしょ?」なんて言われてしまう。
それだけesportsに対する認識の違いがあるんです。
たとえば『League of Legends』や『オーバーウォッチ』などだけがesportsだと思う人もいれば、
格闘ゲームや『ウイニングイレブン』もesportsだと考える人もいるのが現状なんですよ。

https://s.famitsu.com/news/201810/25166374.html