ゲーム機中心戦略を転換へ カプコン、5G普及にらむ


カプコンは2019年1月、人気アクションゲーム「バイオハザード」の新作を発売する。据え置き型ゲーム機版だけでなく、パソコン(PC)版も同時に売りだす。
同社はテレビにつなぐ据え置き型を中心にソフトを供給してきた。戦略を転換してPC版も主力に据える。

「PCもメインのプラットフォームとしてとらえないといけない」。同社はソニーの「プレイステーション(PS)4」など、据え置き型向けのパッケージソフトを中心に販売してきた。
辻本春弘社長は18年4〜9月期決算を見て、PC版の開発・販売を重視する方針を打ちだした。

同期の連結純利益は68億円と前年同期比97%増えた。アクションゲーム「モンスターハンター:ワールド(モンハン)」の据え置き型版を1月に発売した。
8月にPC版を発売すると人気が再燃した。カプコンのゲームとして初の1000万本の大台突破と最高益更新の原動力になった。
東南ア市場期待
 PC版はパッケージソフトではなく、インターネットからダウンロードする。ゲーム販売店などの販路を確保する必要がなく、販管費や在庫
を抑えられる。モンハンのPC版の好調で、18年4〜9月期の家庭用ゲーム事業のダウンロード販売比率は63%と、前年同期の35%から大幅に伸びた。
 海外では据え置き型よりもPCでゲームを楽しむユーザーも多く、モンハンのPC版は「タイやフィリピンなど思いも寄らない国で売れた
」(辻本社長)。手薄だった地域の需要を獲得できたうえ、利益率も高い。バイオハザードでPC版を同時発売するのも成長性に期待して
るからだ。同社は据え置き型版とPC版を同時発売するソフトを増やしていく。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38750230Q8A211C1LKA000/



カプコンのゲーム機離れは本物だよ
ゲハでパソニシの勢力が躍進するのも時間の問題だ