コーエーテクモ IPの力で500万本、月商10億円タイトルを目指す
https://trend.nikkeibp.co.jp/atcl/contents/18/00115/00008/

Q.2018年は業績が好調ですが、要因は?

A.発表している決算の数字がよく見えるのは、3、4年前から進めてきた、IP(ゲームやキャラクターなどの知的財産)の強化・活用の取り組みがここで花開き、収益を押し上げてくれた結果だと考えています。
18年は、家庭用ゲーム機向けパッケージタイトルだけではなく、スマホゲームアプリにもしっかり対応しようと社内に言い続けてきました。
しかし、実際にはスマホゲームに舵(かじ)を切れない状態で、チャレンジするための仕込みを続けていた年だったと思います。

具体的には、家庭用ゲームでセールス500万本級、スマホゲームで月商10億円級のタイトルを作るという目標を掲げてきました。
家庭用ゲームでは『仁王』が全世界で長期間好調を維持していて、現在250万本を達成しました。
目標には届いていませんが、次回作に向けて道筋が見えてきたと考えています。


Q.500万本級を狙う新タイトルは19年に出ますか?

A.全部は言えませんが、動いています。
すでに『仁王2』を発表していますし、米マーベルと任天堂が協業している『MARVEL ULTIMATE ALLIANCE 3: The Black Order』(Nintendo Switch、2019年発売)の開発は当社なのです。

また、シリーズ最新作『ファイアーエムブレム 風花雪月』は、開発元のインテリジェントシステムズと共同で制作しています。
こういうタイトルの実績を重ねて、その経験を基にオリジナル作品で500万本タイトルを目指します。