救いが無い胸糞(´・ω・`)

■「校長に体を触られた」と訴えた女子学生、焼き殺される【BBC】

バングラデシュのヌスラト・ジャハン・ラフィさんは、学校で灯油をかけられ、火をつけられた。
その2週間ほど前、ヌスラトさんは校長による性的加害行為を届け出たばかりだった。

バングラデシュでは、少女や若い女性たちはセクハラや性虐待に遭っても、社会や家族から辱めを受けることを恐れ、黙っている場合が多い。

ヌスラトさんは地元の警察署に届け出たが、警官は携帯電話で動画に体験談を録画するだけだった。
ヌスラトさんは動揺し両手で顔を隠すが、警察官はヌスラトさんの訴えに「大したことじゃない」と言い、両手を顔からどけるよう命じた。
さらにこの動画は後日、メディアに流出した。

ヌスラトさんが3月27日に警察に被害届を出すと、警察は校長を逮捕した。そこから事態が悪化する。
人々が通りに集まり、校長の釈放を求めた。この抗議行動には政治家も参加していたとされる。
集まった人々はヌスラトさんを責め始め、いつ殺されるかも分からない死の恐怖に怯えながら生活することになる。
このような文化圏では、被害者であっても地域の人から非難されたり、
直接またはウェブ上で嫌がらせを受けたり、場合により暴力を受けることもある。
ヌスラトさんはこの全てを経験した。

ある日、女子学生の一人が「友達が殴られている」とヌスラトさんを学校の屋上に連れて行った。
だが屋上に着くとブルカを被った4〜5人がヌスラトさんを取り囲み、校長への訴えを取り下げるよう脅迫した。
ヌスラトさんがこれを拒否すると、灯油を浴びせ火をつけた。
全身の8割に火傷を負い、瀕死の状態で救出された。

自殺に見せかけ殺そうとしたが、犯人の1人が両手でヌスラトさんの頭を押さえつけていたため、
灯油が頭にかからず、うまく焼けなかったことが判明している。

救急車の中で、ヌスラトさんは自分が助からないかもしれないと思い、携帯電話に犯人の中に学生が含まれていること、命が尽きるまで戦うという証言を録音した。
ヌスラトさんは4月10日に亡くなった。