https://nintendosoup.com/nintendo-reaffirms-that-it-will-not-censor-third-party-games-says-doing-so-would-inhibit-industry/

最近の年次株主総会で任天堂社長 古川俊太郎氏はいくつかの質問に回答した。
これらの質問のうちひとつは、スイッチにおいてサードパーティコンテンツを他社プラットフォームと同様に規制するのかと言うものだ。
これに対して古川氏はPS4タイトルの性的コンテンツに対するソニーの積極的な規制をほのめかした。

古川氏は、規制に関して、CEROやERSBなどレーティング機構に一任し、
客観的な規制をしていると繰り返した。また、
保護者はペアレンタルコントロール機能を使用し
挑発的なコンテンツから子供を守るため制限することもできると回答した。

古川氏はソニーに対する皮肉のように
「プラットフォーム運営企業がどのゲームコンテンツを市場に出すのか恣意的に選択することは
業界の多様性が損なわれる。」と付け加えた。

この回答は、ソニーの方針により昨年から多くのサードパーティ製タイトルを規制した方法と対照的だ。
PS4はノラと皇女と野良猫ハートの多くのシーンに謎の怪光線で規制をかけた。
これらの規制はコーエーテクモのDead or Alive Xtreme 3 Scarletから多くのアイテムを除外した。
D3パブリッシャーはソニーの方針に合うように、
規制した「人前で遊べる実家バージョン」のオメガラビリンス ライフを発売した。
スイッチはこれらのゲームに同じ規制をしなかった。

これらのソニーの内部規制は有名な開発者でさえ不安を感じている。
ソニーの新しい規制は漠然としているためインティ・クリエイツはぎゃる☆がんの将来を案じていると言う。
また、マーベラスはお色気要素のあるゲームは作りにくい状況になってきており、
未発表タイトルからそれらの要素を排除することで売上は減少すると予測している。
さらには、高木謙一郎氏はセクシャル表現の規制を理由に最愛の閃乱カグラシリーズを置き去りにして退社した。

しかし、任天堂がスイッチで何かしらの規制をしていないというわけではなく、
コンテンツ自体への影響を最小限に抑えている。
例えばMetropolis: Lux Obscuraでは胸が露わになるシーンがあるが
ゲーム内の規制はなくeショップのスクリーンショットで胸を隠し対応している。
任天堂が語ったようにあくまで規制はレーティング機構に任せている。