インド、熱波の死者100人超す 温暖化進めば生存の限界に到達も
https://www.cnn.co.jp/world/35139478.html
https://www.cnn.co.jp/storage/2019/07/04/5f3439b2ecf5d1609b0962937cfeab40/t/768/432/d/india-heat-map-tease-super-169.jpg
インドでこの夏の猛烈な熱波のために死亡した人が100人を超えた。今後数年で猛暑は
一層の過酷化が予想され、人道危機を招く可能性や、国土の相当部分が暑すぎて居住
不可能になる可能性も指摘されている。
マサチューセッツ工科大学の専門家によれば、たとえ世界が二酸化炭素の排出削減に
成功し、世界の平均気温上昇を抑えることができたとしても、インドの一部では気温の上昇
によって人が生存できる限界に近付くことが予想される。
インド政府は各地の気温が平年を4.5度以上上回る日が2日以上続くと熱波を宣言する。
昨年、熱波宣言が出された回数はインド全土で484回を数え、2010年の21回に比べて
激増した。この期間の死者は5000人を超えた。
猛暑は今年も続き、ニューデリーでは6月として過去最高の48度を観測。首都西部のラジ
ャスタン州チュルでは50.6度の記録的な最高気温を観測した。