2000年〜2019年時点の日本国内の報道・SNS・ブログなどの言説で、日本の自殺率は世界1高い、日本の若者・青年層(10歳〜19歳、20歳〜29歳、30歳〜39歳)の自殺率は世界1高い、
日本の若者・青年層の自殺率は増大し続けている、などの原典となる資料が示されていない伝聞・空想に基づく情報が流布・拡散されているが、いずれも事実ではなく、

世界保健機関が公開している2016年度の年齢階層別人口10万人に対する男女合計の自殺率と高い順の世界ランキングは、10歳〜19歳は4.8人で53位、20歳〜29歳は18.6人で24位、
30歳〜39歳は18.6人で24位、40歳〜49歳は20.7人で21位、50歳〜59歳は23.9人で31位、60歳〜69歳は20.8人で60位、70歳〜79歳は25.7人で69位、80歳以上は27.8人で94位である



2018年の自殺数は20,840人で1982年以後の最少であり、人口10万人中の自殺者率は16.5人で1972年以後では最少であり、史上最多の自殺者数・人口10万人中の自殺率を記録した2003年と比較して、
自殺者数は13,587人減少、39.5%減少し、人口10万人中の自殺者率は38.9%減少した。