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 大好調の次は、緩やかな後退ではなく、まっ逆さまが来るから警戒しろという、歴史からの格言。
◆韓国時代劇ドラマ『オクニョ運命の女(ひと)』 第25話
 「泰(たい)は通じるが、万物が通ずるとは限らない。ゆえに否卦(ひけ)として受ける」
 これは「周易(しゅうえき)」の否卦(ひけ)にある言葉で、
泰は、万事が円滑な天下泰平を意味し、否は、万事が滞る、すなわち運が行き詰まる事を意味している。
 『天下泰平の時は長くは続かず、安寧の次は不幸が去来するゆえ、警戒すべきである』。
 よって、六十四卦でも、否卦が泰卦(たいけ)の次に来る順番になっている。
 周易の「卦(け)」とは、伏羲(ふくぎ)が作った符号であり、
陰と陽、2種の爻(こう)を組み合わせるのを「八卦(はっけ)」と言い、さらに組み合わせ「六十四卦」となる。
◆「好調なときこそ危機感をもて」 by 柳井正・ファーストリテイリング(ユニクロ)会長兼社長