岡山県に住むDさん(30代男性)から寄せられたのは、「回覧板の渡し方」に関するご近所ルールの報告だ。
Dさんの住む地域では、回覧板は絶対に「手渡し」をしないとダメだったそうで...。

「今すぐ町内から出て行け!」

町内会には、自分が産まれ物心ついた時にはいつの間にか家族全員入っていました。
その故郷の町内会で、私が小さい頃に体験したトラブルです。
この町内会では、伝達事項や地域の催しものがあると、いつも必ず回覧板が回ってきていました。

その回覧板ですが、直接渡すのがしきたりになっていて、
留守中だからといって家の郵便受けに入れておくなどの行為は、ルール上NGだと親からも教えられていました。
理由はよく分かりませんが、回覧板によって地域の交流を促していたのかもしれません。

そんなある日、学校から帰っていると、近所の老人夫婦が若い女性に向かって怒鳴り散らしていました。
女性はずっと頭を下げていて謝り続けているのですが、その老夫婦は一向に許そうとはしていない様子。

「そんなにあたしと会うのが嫌なんか?今すぐ町内から出て行け!」
などと言っています。
その後、町内で見たことのある大人が何事かと集まってきて事情が分かったのですが、
回覧板を渡しに行ったもののインターホンを鳴らしても出てこなかったため、
玄関のドアノブに回覧板をかけて帰ったのが怒りの理由だそうです。

この老人夫婦は町内会でもご意見番として知られていて、必ず手渡しというルールを破った女性に激怒していたのです。
その場は落ち着いたのですが老人夫婦には誰も逆らえず、結局しばらくしてその女性家族は引っ越してしまいました。
こうした軽軽もあって、町内会に対しては気持ち悪い印象しかありません。
https://j-town.net/tokyo/life/trouble/278379.html?p=all