800匹の子を作り、種の絶滅を防いだガラパゴスのゾウガメがやっと引退
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ディエゴという名の父親カメは、ガラパゴス諸島の中のエスパニョラ島に生息する
エスパニョーラゾウガメ。年齢は定かでなく、100才とも130才とも報じられている。

ディエゴは他の15匹(14匹との報道も)のカメと共に、ガラパゴス諸島のサンタクルス島に
ある繁殖センターに連れて来られ、これまで雌カメたちを相手に繁殖に励んでいたが、
その使命を完了し、今年3月、故郷エスパニョラ島に帰ることになった。

今から約50年前、ディエゴと同種のカメはエスパニョラ島に雄が3匹(2匹との報道も)、
雌が12匹しか生存していなかった。しかも、島内で離れ離れになっていて、交尾の機会が
なく、繁殖する見込みは少なかった。

「捕獲繁殖プログラム」を推めるガラパゴス国立公園管理局によれば、ディエゴが作った
子供は800匹。現在生息するエスパニョーラゾウガメの総個体数は約2000匹なので、
その40%はディエゴの子供ということになる。


絶倫じいさん(´・ω・`)