小さな町に住みついたエミューが繁殖、至る所に親子で出没 オーストラリア
https://www.cnn.co.jp/fringe/35148148.html

オーストラリア西部の小さな町に、大型の鳥類エミューが住みついて繁殖し、
町の至る所に出没している。エミューをめぐって住民が二分される状況も引き起こした。

西オーストラリア州ナナップは人口約1300人の小さな町。エミューは以前から周辺の
草原に生息していたが、昨年半ばごろから町の中心部に姿を現すようになり、
そのまま町に住みついた。

ナナップの町にはおよそ3家族のエミューが住みついて、合計で20〜40羽に達している
という。8〜9カ月前には卵が生まれてヒナがかえり、今ではヒナたちも1.8メートルほどに
成長した。

町は至る所に糞や羽が落ちていて、住民が庭に植えた野菜が餌になり、
幹線道路にも脇道にもエミューが出没する。

ナナップの町は、花壇や果実を荒らされて迷惑に思う住民と、エミューのおかげで
町がユニークな存在になったと歓迎する住民に二分されている。

同州では1932年、別の町に住みついた数百羽のエミューに対して軍が派遣され、
マシンガンで大量射殺する「エミュー戦争」が起きた過去がある。