2019年度 Switchメーカー構成比
任天堂:39%
サード:61%

https://dengekionline.com/articles/24855/
 今週のゲーム市場は目立った新作もなく、ハードが前週比26.0%減の8.1万台、ソフトが同45.9%減の33.1万本と、両市場とも大きく落ち込んだ。
年明け後もゲーム市場はNintendo Switch中心の市場形成が続いていることから、今週はNintendo Switchのメーカー構成比についてまとめてみた。

 まず、立ち上げ当初の2017年度のメーカー構成を見ると、任天堂の市場占有率は実に80.0%もあった。
しかし、翌2018年度には60.1%にまで減少し、2019年度は今週末時点で39.0%まで減少している。

 この要因はサードパーティからヒット作が生まれ始めたため。
任天堂タイトル以外のランキングを見ても、2019年度はポケモンの『ポケットモンスター ソード・シールド』(335万本)を筆頭に、
日本マイクロソフトの『マインクラフト』(53万本)やスクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』(50万本)、
バンダイナムコエンターテインメントの『釣りスピリッツ Nintendo Switchバージョン』(39万本)といったビッグヒットやスマッシュヒットが数多く生まれいる。

 かつて任天堂ハードでは、任天堂タイトルばかりに人気が集中し、それ以外のタイトルが伸び悩んだ結果、サードパーティがソフト開発を萎縮。
ソフト供給の減少を招き市場の縮小に繋がったケースもあった。

 ただ、今のNintendo Switch市場を見ると、任天堂タイトルが市場を活性化させ、そこにサードパーティからもヒット作が生まれ市場が拡大してゆく。
そんな好サイクルが構築できつつあると言えよう。