また、エルナンデス被告は自身のハッキング行為をTwitterやDiscordといったプラットフォーム上で自慢していたこと、
さらにはハッキングにより盗み出した機密情報をリークしていたことも明らかに。エルナンデス被告は「Ryan's Underground Hangout」と呼ばれるオンラインチャットフォーラムを運営しており、
ここで任天堂の新製品などについてユーザーと議論したり、任天堂が用いるネットワーク上の脆弱性を共有したり、盗み出した機密情報の一部をリークしたりしていました

一連の流れの後、2019年6月にFBIの捜査官がエルナンデス被告の自宅を捜査し、コンピューターやHDD、
海賊版のビデオゲームやソフトウェアに使用される違法装置など、複数の電子機器を押収。その中から数千件にもおよぶ任天堂のサーバーから盗み出した機密情報データが発見されています。
加えて、エルナンデス被告のHDDをフォレンジックした結果、1000件以上の児童ポルノデータも発見されたため、最終的に地方裁判所で起訴されることとなっています。

なお、エルナンデス被告はサーバーをハッキングした任天堂に対して25万9323ドル(約2800万円)の賠償金を支払うことで合意しています。加えて、エルナンデス被告は児童ポルノ所持により、性犯罪者としてアメリカのデータベースに登録されることとなります。