2010年にフランスの研究チームが行った実験により、日本人の約40%が海洋性バクテリアのZobellia galactanivorans及び腸内細菌のBacteroides plebeiusはアマノリ属の含有する多糖類を分解する酵素を持っていることが明らかになっている。
研究では、B. plebeiusは日本人13人中5人の腸内から検出されたが、残りの日本人8人および米国人18人からは検出されなかった。

その後同研究チームが2014年に行った実験では、被験者を東アジア人種にしぼり、中国人20人の腸内に2人しかB. plebeiusが検出されなかったのに対し、韓国人18人の腸内からは18人全員にB. plebeiusが検出された。

おそらく古代からみどり緑藻類を食していた現・朝鮮半島をルーツに持つ人間が遺伝的にその酵素を保有しているものと予測をたてている。