1年早く販売出来たはず(´・ω・`)

『The Last of Us』や『Uncharted 4』の共同ディレクターであったBruce Straley氏は、『Uncharted 4』完成後に燃え尽きて長期休暇に入り、そのまま退社。
Straley氏は退社する前にSchreier氏のインタビューに応じ、「もう二度と『Uncharted 4』と同じ経験を繰り返したくない」と語っていた。

2016年発売の『Uncharted 4』でクレジットされていた、リード職以外のデザイナー20人中14人も、すでにスタジオを去ったという。
離職理由はさまざまであるが、Schreier氏によると、現スタッフと元スタッフは口を揃えて「クランチによる燃え尽き症候群」が主な理由であると語ったという。

Naughty Dogに5年半勤めていたアニメーターのJonathan Cooper氏は、今回の記事に反応し、Twitter上で自身の体験をつづっている。
Cooper氏が昨年同社を退社する際には、社内労働慣行の口外禁止を定める書類に署名するまで、最後の給料の支払いを差し控えると迫られたとのこと。
それは違法ではないかと伝えたことで、会社側が折れたという。

Cooper氏自身に特段ひどいクランチ談があるわけではなく、社内で「ストーリーアニメーター」と呼ばれるメンバーの平均労働時間は週46時間ほどで、週55時間を超えることはなかったという。
部門によって事情は異なることがうかがえる。とはいえ、比較的長時間労働ではなかった契約労働のストーリーアニメーターも、多くが2019年に辞めていったとのこと。
また昨年9月に披露されたゲームプレイデモの制作に追われた「ゲームプレイアニメーター」陣は、Cooper氏が見たことがないほどの長時間労働を続け、友人のひとりは超過労働により入院したという。

Cooper氏は、Naughty Dogの成功はスタジオの能力だけでなく、SIEの潤沢な資金提供によって成立しているものであり、もっとベテランスタッフがいれば、1年早くゲームを発売できたはずだとも述べている。