NPDが2月の北米ソフト売り上げを公表したが、率直に言ってこれは先月と大差ない。
1位にはCOD:モダンウォーフェアが返り咲き、上位陣は1月とほぼ同じである。
そしてメディアモレキュール社が開発した「Dreams」は初登場26位と大きく伸び悩んでしまったようだ。
ただ今作は機種別ソフト売り上げのPS4部門で見るならば8位と、一定以上の健闘をしたことは伺える。
また2月のゲーム市場は前年比−29%と大きく落ち込んでおり、このあおりも受けたのかもしれない。


NPDは市場の推移について言及は避けていた。
が、おそらくこれは近づく新型ハードの発売を念頭に置いた買い控えが広がっているものと思われる。
さらに低迷の原因はソフト不足を挙げることも可能だろう。
今年発売された大作ゲームはここまで「ドラゴンボールZ:カカロット」しかないのだから。


あつまれどうぶつの森、DOOM、バイオハザード3リメイク、そしてFF7Rと
これから発売を迎える期待の新作が現状を変えることを願いたいところだ。


なお「Dreams」の売上について一つ付け加えておけば
アーリーアクセス版が計上されていない点には注意すべきであろう。
ソフト売上ランキングはパッケージソフトのみを対象に発表されたものであり
その基準も販売本数ではなく販売金額なのである。


今作に興味を持った多くの人が配信を通して利用しているのは間違いなく、
実際、発売前に数千人のユーザーがこれを通してプレイしていたことが確認されている。
https://www.playstationlifestyle.net/2020/03/13/dreams-ps4-sales-fail-to-crack-february-2020s-npd-list/


ちなみにDreamsは7年かけて開発されている
https://www.eurogamer.net/articles/2020-02-14-why-did-dreams-take-seven-years-to-make