――(アベノマスクは)どのメーカーに発注したのか。

「公表していないので、現時点ではお答えできません」

――何社かということも答えられない?

「具体的にはお答えできませんが、複数メーカーに頼んでいます」

――国内外のメーカー?

「詳細は控えますが、国内メーカーが海外工場で生産する場合もあります」

まるで、奥歯にモノが挟まったような言い回し。具体的なメーカー名については、終始「答えられない」の一点張りだった。

すでにアベノマスクを受け取った介護施設や障害者施設などの職員からは、「小さくて鼻が出る」「話すとずれる」と戸惑いの声が噴出している。
計466億円もの税金をつぎ込んだ揚げ句に、“欠陥品”が家庭にも届く可能性があるのに、厚労省は製品情報を隠蔽する気なのか。

466億円はいったいどこに流れるのか――。政府はきちんと国民に説明する義務がある。
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