GoToと感染拡大「つながった可能性高い」 感染症研究者、検証が必要

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 厚生労働省によると、1日当たりの感染者数は、7月に入ってから100〜300人台で推移していたが、
政府がGo Toを前倒しで始めると発表した7月10日に400人を突破。流行の「第2波」到来を予感させた。
さらに、Go Toが始まった同22日には800人に迫る勢いとなり、8月7日には過去最多の1595人にまで増えた。

 観光庁によると、Go To対象施設で感染者の宿泊があったケースは今月20日時点で10件。
施設内での感染は確認されていないという。 国際医療福祉大の松本哲哉教授(感染症学)は、
Go To参加者の人数や旅行先、感染者の出た地域など具体的な検証が必要としたうえで、
「キャンペーンが人の移動を推奨し、後押しした。感染者の多い地域から少ない地域へ人が移動したことが、
今の感染拡大につながった可能性は高い」と指摘する。
https://mainichi.jp/articles/20200822/k00/00m/040/146000c