南ア出身の若い白人女性が韓国で英語教師をするために一人暮らしを始めた。彼女の名は
メリサ・ブラウアード。クワズールーナタール大学を卒業したばかりの23歳。人材派遣会社経由
で彼女が赴任した先は、現代自動車のお膝元として知られる蔚山(ウルサン)。

性犯罪発生率が世界一高い国で生まれ育ったメリサさんが油断などするはずがない。蔚山で
暮らし始めてからも用心深くドアの二重鍵を必ずロックしてから眠るようにしていた。しかし、韓国
にやって来てから3か月が過ぎた7月7日の夜、10階にある彼女の部屋の洗濯機置き場の窓から
男が侵入してきた。

そして、メリサさんを縛り、レイプしたのだった。メリサさんは、そのときまでバージンだった。

地元警察の対応はすばやく、約1週間後にCCTV監視カメラの映像から特定された犯人が逮捕された。
犯人の氏名は明かされておらず、初犯であることから刑期も短いものになりそうな見込みだ。

「おぞましい記憶が蘇ってくるし、韓国にいると不安でたまりません。これ以上、韓国で暮らすことなんて
不可能でした」と、南アに帰国したメリサさんは言う。「私はあのときまでバージンでした。犯人が私にした
ことは、もう永久に消えません。犯人は私の尊厳とプライドをずたずたに引き裂きました」

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