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800万人以上の登録者数を誇るチャンネルLinus Tech Tipsが「4K Gaming is Dumb」(4Kゲーミングは間抜けだ)という動画を公開し、300万近い再生数で話題となっている
YouTubeチャンネルを設立したLinus(ライナス)氏はカナダのPC販売店に勤めていた経験があり、PCの知識を活かして様々な動画を配信している。
Linus Tech Tipsが公開した動画では、4Kゲーミングはなぜ駄目なのかについて解説している。

多くのスタッフは、フルHDと4Kの差は体感していたものの、1440pモニターと4Kモニターを見比べたときには顕著な差はわからないという反応を示していた。
スタッフの1人は「こっち(4K)のモニターの方が綺麗に見えるけど、その後に1440pのモニターを見ると、こっちもかなり綺麗に見えるよ」と話した。
また、あるスタッフは「この2つの差を見分けるのは難しい」と話している。

Linus氏は「たとえ、4K/60fpsで動作させられるゲーミングPCと4Kモニターを買えるだけお金に余裕がある人であっても
他のモニターを買った方が良いです。ゲーム体験にはピクセルの多さよりも遥かに重要な事があるからです。」と述べている。

Linus氏は次のように語っている。
「基本的に、対戦ゲームをする目的なら疑いようもなく、高い解像度よりも高いリフレッシュレートのモニターを選ぶべきです。
ピクセルが増えることは、反応時間を短くする目的では価値がありません。」
Linus氏は、レッド・デッド・リデンプション2やグランドセフトオート5のような、
映画的な体験や映像にこだわったゲームを中心にプレイする人は4Kのような高解像度のモニターを買う理由になるだろうとしている。

Linus氏は市場に「4K@144Hz」のような高価なモニターがあることついても触れ、1440pのモニターよりも全ての点で優れていて素晴らしいが、問題があると語る。
その問題とは、「144Hzという高いフレームレートを4K解像度で維持できる高性能なコンピューターが必要」だということ。
Core i9 9900K、RTX 2080 Ti SLI、その他もろもろの最高級のパーツを揃えた、65万円以上するようなモンスターPCですら
、Shadow of the Tomb Raiderは4Kで144Hzを維持するのは難しいことがわかった。
4K@144Hzの高価なディスプレイを買ったとしても、全てのゲームが4Kかつ144Hzで快適に動作できる保証はほとんどなく、
4K・144Hzのために高価なPCを買ってもお金を無駄にする可能性が高いという。
4K解像度で高いフレームレートを安定して維持できるようなスペックのPCが手頃な価格になった時には4K・144Hzがゲーマーにとってベストな選択肢になるかもしれない。