――今、コンセプトのお話が出ましたが、今回の本体デザインにはどのような想いが込められているのでしょうか。

森澤「プレイステーションとはどういう形であるべきか」を考えていく中で、まず「プレイステーションとはなんだろう」という部分から考え始めました。私自身もプレイヤーなので、プレイステーションの世界や経験、エネルギーといったものを形作れたら良いものになるのではないかと。

自分がそう考えた時に、例えばロードの速さなど、様々な機能をもってしてPS5が「次元をまたいでいる」ように感じられました。現実とゲームが繋がる。そのイメージから、今回は「五次元」という言葉をコンセプトにしました。別次元の世界から現れたモノを、人と繋げていく。本体はゲーム空間と現実をつなげるゲート、コントローラーはそれを開ける鍵。そのような想いがデザインに込められています。

https://www.gamespark.jp/article/2020/11/10/103697.html