賛否両論? 物議醸すPS5版『FF7リメイク』の発表について考える
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3/3(水) 7:00配信 REAL SOUND
 物議を醸しているのは、PS5版のみ購入・プレイが可能となるDLCだ。このDLCでは、PS4版のFFVIIRには登場していない「ユフィ」を主人公に据えた新規エピソードが配信される。ユフィはFFVII原作に登場する人気キャラクターで、リメイクの続編での登場が待ち望まれていた。そんなユフィが活躍するエピソードを一足早くプレイできることに喜んだファンもいるだろう。
 しかし、現状PS5は製造が追い付いておらず、まだほとんどのユーザーが入手できていないうえ、『FFVIIR INTERGRADE』が発売する6月になっても、このような品薄が改善されているかどうかはわからない。このような背景もあり、PS4版をプレイしたファンであっても、PS5が入手困難であるためDLCを遊べないという状況に陥ってしまう可能性が少なくない。そうした背景を踏まえると、ユーザーから不満が噴出するのは当然だろう。
 FFVIIRの続編がPS5で展開されることは、PS4版の発売当初から予想されていたことではある。しかし、PS4でリリースしたタイトルであれば、DLCも同機種に対応するのが筋であるという意見も十分理解できる。
 また、今回の件が波紋を広げているのは、スクウェア・エニックスがこれまで何度も行ってきた”完全版商法”に因るところも大きいだろう。たとえば、同社の『ドラゴンクエスト XI』は当初PS4と3DS向けにリリースされたが、後にさまざまな新規要素を追加したNintendo Switch版が発売されて批判を受けた過去もある。このような印象の積み重ねが、『FFVIIR INTERGRADE』の騒動につながっているといえなくもない。