https://www.sony.jp/bravia/jikkan/game/1/
―自身が手掛けるゲームタイトルを「表現者」として手を抜くことなく追求し続ける姿勢は、よりよい物を造り上げるために必要な要素だ。
そんな名越氏にとってBRAVIA XRの表現力は満足できるものだったのか。

BRAVIA XRは映像の表現力に関して、非常に高いレベルにあると思いました。各メーカーの製品にはそれぞれ特長があり、
我々の作品がよく表現される部分、工夫が必要になる部分両方生じることもあります。
しかしクリエイターとしては、何かを得ることができる代わりに、何かを失ってはいけない。
そんなジレンマを感じず、ゲームクオリティーの進化を突き詰めることができるのがベストです。
「高いレベル」でバランスをキープできているテレビが理想であり、BRAVIA XRは十分にその域に達していると感じました。
「龍が如く」シリーズはリアルな街中が舞台で、ネオンが輝く歓楽街が登場するシーンが多々あります。
そうしたシーンでは輝度差が激しくなりますが、繊細な階調感の描き分けができている。
どこかが暗く潰れてしまってはダメだし、明るいところが白飛びしてしまってもダメ。
その微妙な部分の表現力が、ゲーム自体に立体感を与え、ゲームの世界観へ意識を誘ってくれます。作り手としては、ありがたいテレビですね(笑)。
また、大画面でゲームを楽しむことで、そのタイトルの持つ魅力がより伝わりますし、没入感がアップします。
パンチのあるダイナミックなシーンも、しっとりとしたシーンも意図をもって描いています。
目指した色味できちんと表現できることは、僕らの意思であり願いです。
BRAVIA XRならわれわれの「思い」と「こだわり」をしっかりとユーザーの皆さんに届けてくれると思います。安心と信頼を感じられます。
https://www.sony.jp/bravia/jikkan/assets/images/game/1/pic2.jpg