英国のテック系YouTuber、ダニエル氏(ZONEofTECH)は、発売が噂される「Nintendo Switch 2 / Pro(仮称)」のレンダリングを公開した(本記事では、『Switch 2』で統一する)。

 ここ数週間で急増している「Switch 2」のリーク情報を元に、ダニエル氏は以下のように予想している。

 まずディスプレイに、OLED(有機EL)ディスプレイを搭載するという。OLEDの特徴は、これまでグレーに近い色で表現されていた黒を、より鮮明に、ほぼ完全な黒として再現できることだ。ダニエル氏は、これが「Switch 2」最大の改善だと述べている。

ディスプレイサイズも、6.2インチ(15.7cm)から、7インチ(17.7cm)へと拡大される見込みだそう。色のコントラスト強化と画面サイズの拡大によって、ゲームへの没入感が大いに増すことだろう。

 チップに関しては、これまでのNvidia Tegra X1(T214)16nmから、「Switch 2」専用チップを新たに製造する可能性があるとした。これによって、大幅なパフォーマンスの改善が期待される。

 頼りないと不評だった背面部のキックスタンドも、改善がなされるかもしれない。従来品では、右側に取り付けられた1点の足だけで画面全体を支えるため不安定だった。「Switch 2」では背面全体をカバーする、足を2つもつキックスタンドが採用され、安定感を保てるようになるとしている。


 最後にダニエル氏は、「価格は349ドルから399ドル(約37,700〜43,100円)だろう」と述べた。ただし、4K対応のドッキングステーションを搭載しない代わりに、価格を299ドルに抑えるのではないかと予想する声もあるなど、リーカーの中でも意見が割れているようだ。

 これらが真実ならば、「Switch 2」はハイパフォーマンスなモデルとなりそうだが、果たして予想はどこまで当たっているのだろうか。任天堂からの発表が待たれる。

https://realsound.jp/tech/2021/04/post-745260.html

Nintendo Switch Pro(仮)、ドックに独自機能?最新アップデートから複数の手がかり
https://japanese.engadget.com/nintendo-switch-dock-firmware-040058424.html

Nintendo Switch Pro(仮)、過去ゲームも解像度やフレームレート改善の噂

https://japanese.engadget.com/nintendo-switch-pro-improve-fps-032054188.html

Nvidia製チップを採用することでCPUをアップデートしてメモリも増加するため、画質と処理速度が向上する。この新たなチップは、AIアップスケーリングを利用して、接続した機器に負担をかけることなく4K解像度を実現するNvidiaのディープラーニング スーパー サンプリング(DLSS)を搭載し、4K出力に対応するようだ。しかし、事情に詳しい人物によると、DLSSはソフトウェアのカスタムコードを必要とするため、既存のゲームをアップグレードするのではなく、より見た目のいい新作ゲームを開発するために利用される可能性が高いという。

7インチ、720pの有機ELタッチスクリーンを採用。また、これまでのNintendo Switchでは難しいと思われていた4Kでの出力が、アップグレードしたチップとDLSSにより実現可能になるようだ。


https://jp.ign.com/nintendo-switch/50888/news/nintendo-switch