「FPSブースト」はシステム側の機能であるため、元ゲームの開発者がパッチを作成したり、プレーヤーがアップデートを適用する必要はありません。

FPSブーストは次世代機で旧世代機のゲームを動作させる際に生じるハード性能の余力を使い、
オリジナルのゲームエンジンに本来よりも多くのフレームを描画させる原理。複数の手法を組み合わせて実現している。

元のゲームがどのように書かれているか、内部クロックの扱いによってFPSブーストが可能な場合・不可能な場合がある。
たとえば仮にFPSブーストでフレーム数を倍増しても、キャラクターのアニメーションまで二倍速になってしまったり、
物理シミュレーションが破綻するなどの場合は非対応になる。

FPSブーストが可能と判明した場合、まずマイクロソフト側で徹底したテストを実施し、ゲームに悪影響がないか、元々の意図を損なわないかを確認する。
このテストを通過できたら、次はゲームのパブリッシャーがFPSブーストの効果を評価できるようにし、オリジナルのゲームの意図どおりになっていることを確認する。