ゲーム業界やマスメディアからは、「定額制になってしまうとゲームからの収益が減り、成長が止まるのではないか」という疑問が上がっている。
マイクロソフトもその点は理解しており、「誤解がある」(スペンサー氏)と切り出す。

マイクロソフトによれば、Xbox Game Passの契約者は「3割がより多くのゲームジャンルを楽しむようになり、4割がよりたくさんのゲームをプレイするようになり、
9割が『Game Passが無ければプレイしようと考えなかったゲームタイトルをプレイしたことがある』と答えた」としている。

要は、サブスクリプションになってゲームを購入するハードルが「懐具合」ではなくなったため、いつもならプレイしないようなゲームでも試してみよう……という人が増えた、ということだ。
ゲームをプレイする人が増えれば、サブリスクリプションで得た収入がゲームメーカーに還元されることになり、より多くのゲームメーカーにとって収益源が増える結果となる。

もう一つの懸念は、「トップタイトルが最初からサブスクリプションで提供されることで、ゲーム自体の売り上げが下がるのではないか」ということだ。

この点については、スペンサー氏は「Netflixと違うのは、一般市場も存在することだ」と説明する。

マイクロソフトによれば、スクウェア・エニックスが4月に発売した「Outriders」は、Game Passに収録されていて「遊び放題」であるものの、
発売週にはXboxでのデジタルタイトル売り上げ1位、4月におけるデジタルタイトル売り上げトップ10に入ったという。

また、同じくGame Passに収録されている「MLB: The Show 21」は、Xboxにおけるスポーツタイトルの中でも、歴代2位の売り上げを見せているという。

要は、サブスクによってプレイする人が増えることは「そのゲームが市場で目立つ」ことにつながり、
結果として、Game Passに契約していない人の注目を集めて購入につながる……ということのようだ。

答えになってなくね(´・ω・`)