2021年第1四半期のハード販売台数は任天堂スイッチが競合他社を上回り
PS5がXSXに二倍以上の差をつけたことが分かった。

これは市場調査を専門とするアンペアアナライズ社が明かしたもので
彼らはまずソニーが1〜3月中に実売で283万台のハードを販売したと発表。
ソニーも決算発表の際に同期間で330万台のPS5を出荷したと述べており
これは概ね予想の範囲内と言えるだろう。

ただ同社はその時、幾つかの部品が安定的に供給されなくなる可能性があるとしたうえで
来年末までは不安定な状態が続くと語っていたのには注意が必要だ。

一方、次世代Xboxはというと、この期間の売上は131万台にとどまっている。
マイクロソフトは決算の際に新型ハードの販売台数に関するいかなる情報も提供していないが
ゲーム機事業の売上高は「継続的な需要に牽引された」との理由から前年比232%増だったと説明。
ただこちらも部品上の問題から、早くとも今年6月までは生産に問題が生じるとの見通しを示していた。

二社に関してアンペアアナライズのピアーズ・ハーディング・ロールは
「彼らはいずれも部品調達の面と、現在の社会情勢に伴う先行き不透明感に頭を悩ましています。
 ソニーはPS4で見せたマイクロソフトに対する優位性を次世代機でも継続できて喜んでいるでしょうが
 しかし現在のような特殊な状況においては今後の需要推移を予測するのが極めて難しいでしょう」
と話している。

ただこの四半期の勝者は彼らではない。
なぜなら任天堂スイッチが同期間で実に586万台ものハードを販売しているのだ。
これは前年同時期からさらに12%も上昇した結果である。

任天堂は決算で、この四半期中に472万台のスイッチを新たに出荷したと話していたが
販売台数はそれを超えており、今もなお需要が生産を大幅に上回った格好だ。
ただ同社の古川俊太郎社長もまた部品不足については懸念を表明。
彼らもやはり今の社会情勢からは逃れられないようである。

「任天堂スイッチの販売台数はソニーとマイクロソフトの新型ハードを
 合計した数字よりもさらに大きなものです。
 それだけでなく彼らのハードは今年、過去最大の結果を残すと思われ、引き続き非常に強い状態を維持しています」
と、前述のハーディングは述べていた。
https://www.videogameschronicle.com/news/ps5-is-estimated-to-have-doubled-xbox-series-x-s-sales-during-q1-2021/
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