「新型Switch」の特徴を一言で表せば、鮮やかな発色が可能になる有機ELを搭載し、本体保存メモリーが64GBに強化された「高級モデル」。現行機(通常版)より約5000円ほど高くなります。

 ところがヤフーの「みんなの意見」で「新型Switchの『有機ELモデル』、欲しい?」という質問に対して、約6割が「欲しくない」と答えました(7月10日時点)。もちろんネット検索の結果は「参考」に過ぎません。一方でネットで積極的に情報を発信する人たちが出した「一つの結果」でもあります。

 不評の理由は、ネットで積極的に発言する人たちが「新型Switch」に期待したこと……「ゲーム機の性能強化」がなかったからでしょう。具体的には、テレビ接続の4K対応、ロード(読み込み時間)の短縮です。今回の発表を受けて、半導体やロードのスピードについて任天堂に聞くと「通常版やスイッチライトと同じ、エヌビディア製のチップを使っているので同じ」でした。「PS4」から「PS4pro」のような、ゲーム機自体の性能を強化する流れではなかったのです。

 さらに「新型Switch」の有機ELは、テレビに接続すると、現行機と変わりません。テレビを接続して遊ぶユーザーからすると「現行機のままでいい」となるわけです。

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https://news.yahoo.co.jp/byline/kawamurameikou/20210711-00246985/