人気アニメ「鬼滅の刃」の制作会社「ユーフォーテーブル」と、
社長の近藤光被告が法人税などあわせておよそ1億3,700万円を脱税した罪に問われている裁判で、
検察側は会社に罰金4,000万円、近藤被告に懲役1年8ヵ月を求刑しました。
検察側は「税務調査などの際においても売上高が記載されたデータの削除など
証拠隠滅行為を試みるなど納税意識が著しく低い」と指摘しました。
一方の弁護側は、被告が贅沢するためなどの私利私欲のための脱税ではなく、
会社の運転資金のためのもので悪質性は低いと指摘した上で、
「『鬼滅の刃』は国民に元気を与え社会的にも価値のある事業活動を行ってきた」と述べ、
求刑額の減額と執行猶予判決を求めました。
判決は12月10日に言い渡される予定です。