Xboxの期待作・Forza Horizon 5が最新チャートで4位に初登場した。
が、初週売上は振るわず前作から80%以上もの減少に見舞われてしまっている。
ただランキングには配信版が反映されておらず、さらに今作はゲームパス加入者の場合
無料で利用できるので、この数字をそのまま鵜吞みにするのは短絡的だろう。

マイクロソフトは同作について450万人のプレイヤーを獲得し、これはシリーズ史上最大であると発表しているため
今週後半に明らかにされるダウンロード版を含めた売上を見てみない限り結論は出せない。

また今週はこれ以外にも新作が大量に顔を出したのが特徴として挙げられる。
まず6位に入ってきたのはジュラシックワールドエボリューション2。これは前作から初動が37%以上減少していた。
しかし繰り返しになるのだが、配信分が含まれていないのには注意が必要だ。
なお機種別でみるとPS5が34%、PS4と二世代機共有のXbox版が共に33%とほぼ同じ数字で並んでいる。
(もっとも全体的にマイクロソフトのハードは配信の比率が高いため実態は異なっているかもしれない)

さらに9位には真・女神転生5。
JRPGは一般論として英国ではそれほど大きな人気を得ていないが
それでも今作は同ジャンルの他の作品と比較すると好調な出足をきっていた。
今作の初動はブレイブリーデフォルト2より60%、モンスターハンターストーリーズ2より43%、
そしてテイルズオブアライズより23%高い売上となっている。

その他、今週の新作としては12位にフットボールマネージャー2022がいる事にも注目するべきだろう。
今作はSteamを中心に展開しているため現時点で成否を図るのは難しいが、それでもパッケージソフトは
前作から25%減少するなどあまり旨くはいっていない。
先週発売されたソフトの最後としてNickelodeon All-Star Brawlについても触れておきたい。
今作は56%がスイッチ、21%がPS5、14%がPS4、10%がXboxという機種比率で23位に登場していた。

一方、旧作を見ると最初にあつまれどうぶつの森に目が行く。
大型アップデートが行われた同作は先週から99%も売上を伸ばし3位に躍進している。
だがCOD:ヴァンガードは1週目から47%売上を落としていた。この数字自体は過去作と比べるなら緩やかに抑えたと
言えるのかもしれないが、しかし二週目時点での累計販売本数は前作から程遠く不振である。
また最後にFIFA22が先週比11%増で2位を維持したことも今週の注目点と言えるのかもしれない。
以下が最新の英国チャートトップ10だ。

01 COD:ヴァンガード 5.3万本/累計15.3万本
02 FIFA22
03 あつまれどうぶつの森
04 Forza Horizon 5
05 マリオカート8DX
06 ジュラシックワールドエボリューション2
07 マリオパーティー:スーパースターズ
08 マインクラフト(スイッチ)
09 真・女神転生5
10 ガーディアンズオブギャラクシー
https://www.gamesindustry.biz/articles/2021-11-15-forza-horizon-5-crosses-the-line-at-no-4-uk-boxed-charts