昔のオタクのあり方はジャンルの掘り下げが主体だった
一般人は有名所しか知らないがオタクはより高度かつマイナーな作品をたくさん知ってるっていうのがオタクの基本だった
半世紀前のオタク名乗るならSF1000冊読めっていうのが昔のオタクのあり方をわかりやすく示している

ところが今は相対的にジャンル掘り下げ型ヲタクが減って
コンテンツ掘り下げ型と有名所はしご型の2種類が目立ってきた
最近のサブカルの動向を見るとこの2種類の層が絡んでる傾向にある
前者のコンテンツ掘り下げ型ヲタクを一定数囲んでいるところはガンダム筆頭にしぶといし
流行るのは有名所はしご型のヲタクを動員できた作品が多い、鬼滅がわかりやすい

原因は多分ネット、昔はある程度コア、ヲタクな事しようとすると情報源が雑誌になってた
その雑誌っていうのはジャンルや属性単位でありIP単位や人気作だけみたいな戦略は基本組んでなかった

俺の体感だとこの流れが崩れ始めたのが07年のニコニコブームの頃
ニコニコの場合再生数取れる題材に皆群がるせいもあって、人気作を複数題材にしたような動画が目立った
またゲームなんかも面白おかしく掘り下げる動画(RTAや対戦動画や縛りプレイやレクチャーなど)などが増えてきて
短期間で消化できるシナリオ垂れ流し型のゲームがだんだん淘汰されていった、この環境下でマイクラがヒットする土壌が出来たわけだ
実際マイクラが流行り始めた頃に真っ先に反応したのがこういう動画系の連中
またこの頃になると雑誌の休刊も目立ってきて、ジャンル系のヲタクを作り上げる手段がどんどん減っていった

結果的に中堅以下のジャンルに依存した固定客の少ないIPから淘汰されていった
代表的なのがイメージエポック、JRPGというジャンルに依存した戦略組んでてIP単位の固定客がいなかったのが問題だった
所謂サードが売れるPSっていうのもこういう古いタイプのジャンル依存型のヲタクのおかげだったのに
そのジャンル依存型のヲタクが今は相対的に少数派になってきてるからな

コンテンツ単位の掘り下げができるゲームって5ch基準だと隔離板がある
FFDQ、モンハン、ポケモンくらいで
ポケモンは任天堂にしか出ない、DQMHは割と任天堂に積極的、FFは影響力低下
PS4ではポケモン以外全部揃えたのにな

PSP3VITAあたりまではジャンルに頼ってた部分がPSにはあったせいでそういうタイプがココ数年でついに維持できなくなった
電撃PSの休刊もダメージとしては地味にあった気がする、ああいうのがジャンル系のヲタクを作り上げてたから
そして残ったのはマルチタイトル、マルチタイトルはPCとの競合が大きいからな
それもPC市場が大きくなって今まで無視したりおま国してたサードも限界が来たのか最近は普通に出る

何が言いたいかって言うと
00年代のPSを支えたような層がヲタク界隈では相対的に減ってるって言いたかった
ゲハは昔気質のヲタクが多いからまだこの昔の雰囲気がかなり残ってるなとも思う