ファミコンソフトの「説明書」だけでなんでそんな値段に!?レトロゲームの価格高騰が続いているが、1992年にリリースされた任天堂のファミリーコンピュータ(ファミコン)ディスクシステム用ソフト「クルクルランド」の説明書が都内の店舗で12万円の値をつけ、話題となっている。

 ファミコンにつないで使用されたディスクシステムはそれまでのROMカセットではなく、専用の磁気ディスクを採用。おもちゃ屋に設置されている「ディスクライター」にディスクを持ち込むと、新作ゲームを500〜600円ほどで上書きしてもらえた。ゲームを書き換えると、ゲームタイトルのラベルシールとA4サイズ両面カラーのゲームの説明書が紙1枚で付属。店舗で説明書の在庫が切れると、白黒コピーのものが配られることもあった。

 ディスクシステムの「クルクルランド」はパッケージ販売がなく、書き換え専用ソフトとしてリリース。ディスクシステム末期の92年4月に登場したため、世に出ているものがそもそも少ない。ゲーム以上に説明書は「ファミコンカセットのような小冊子ではなく紙ペラ1枚で、すぐに捨てられていた」と、希少価値が高いという。

 ディスクシステムの全199タイトルのコンプリートを狙うSOMARIさんは「クルクルランド」のディスク、ラベルシール、説明書のセットをオークションサイトで15万円で落札。「さすがに金欠になりました…」と振り返る。ちなみに、カセット版については「生産本数が多いので、容易に入手できます」という。
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