残念ながら、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』には問題が多い。とくに指摘されているのがゲームの動作についてであり、広いフィールドを移動しているとフレームレートが低下する問題だ。

フレームレートとは、1秒間の動画で見せる静止画の枚数(コマ数)のことで、テレビゲームは1秒間に30~60程度の静止画を連続で表示する。フレームレートが高ければ高いほど映像はなめらかになるし、安定した数値を出せていると快適にプレイできるが、低下すると動きが遅く感じられたり、思いどおりに動かなかったりしてストレスの原因になる。

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は描画範囲も狭く、少し遠くにいるポケモンや人物は動きがカクカクになってしまう。もちろんこれらは程度問題で気にならない人もいるわけだが、しかし多くの評論家やユーザーから「問題である」と言われてしまっているのが現状だ。

ユーザーのなかにはこれらの問題が“Nintendo Switchのスペック不足”だと考える人もおり、そこからハイスペック版のNintendo Switchを求める声も上がっている。

その原因が正しいかどうかはさておき、実際、Nintendo Switchがスペック不足のゲーム機であることは否めない。
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