データで予測する任天堂次世代機の発表時期
過去の傾向から読み解くと、2023年中に発表される可能性が高い

発売から約6年が経とうとしている2022年末時点においても、Nintendo Switchは絶好調です。

一方で、Nintendo Switchに対しては、徐々にそのスペックの限界も指摘され始めています。前述の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、レビューにてグラフィックの品質の低さやパフォーマンスの不安定さが指摘されています。また、『KINGDOM HEARTS - HD 1.5+2.5 ReMIX』や『バイオハザード』シリーズなどは、ネイティブ動作が困難なため、クラウド版でリリースされています。

永久にNintendo Switchのままでいることはできない以上、どこかのタイミングでは世代交代するはずです。それはいったい、いつ頃なのでしょうか?

過去のデータを紐解くと、任天堂が次世代機を発表するタイミングには、あるパターンがあることがわかってきました。この記事では、過去のデータから傾向を分析して、任天堂の次世代機の登場時期を予測します。

過去のデータから読み解く次世代機投入時期のパターン

任天堂の据え置きコンソールにおける過去のパターンを読み解くと、任天堂は「プラットフォームの勢いが失われたとき」、言い換えると「ハードの累計販売台数の割にソフトが売れなくなった時」に次世代機を投入しています。

任天堂次世代機は2023年中に発表される可能性が高い


Nintendo Switchについていうと、新規装着係数の低下度合いは、過去に類を見ないほど緩やかです。発売5年が経過した2022年3月時点でも2.18と、2.0を超える数値を保っています(ソフト:2.35億本、累計ハード:1.08億台)。これまで最も新規装着係数の低下が穏やかだったWiiですら、発売5年経過後(2012年3月)は約1.07にまで落ち込みましたので、驚くべき健闘ぶりです。

しかしそれでも、任天堂自身は、2022年4月以降における販売ペースの鈍化を予測しています。



このように、2023年3月時点で新規装着係数は「いつ次世代機が発表されてもおかしくない」水準に到達する見込みです。任天堂次世代機の発表タイミングは近づいていると言ってよいでしょう。

次世代機の発表時期ですが、おそらく、2023年5月に予定されている『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の発売までは、動きはないと思われます。それ以降、例えば2023年のE3など、2023年6月以降のどこかのタイミングに発表されるのではないでしょうか。

https://jp.ign.com/nintendo-switch/64783/feature/