https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2023/230510.pdf

Q4:
Nintendo Switch の年間プレイユーザー数が発売から 7 年⽬に⼊っても増加傾向にあるが、このような状態であると次世代機を出す必要性が低くなっているという⾒⽅もできるのではないか。
今後、次世代機を出す場合に、年間プレイユーザー数は劇的に増えるイメージを持っているのか、それとも少なくとも 1 億を超えるユーザー数を維持していくイメージなのか。

古川:
年間プレイユーザー数の伸びは 3〜4 年前と⽐べて緩やかになっており、今後は⾼い稼働の維持を優先し、加えて新規ユーザーの獲得を⽬指していく段階になると考えています。ゲーム機の稼働は、⼤型タイトルの発売時期に左右される傾向にありますので、今後も継続的にソフトウェアを発売していきます。また、ソフトウェアの新規発売だけに頼らず、お客様に Nintendo Switch を遊んでいただけるような機会を引き続き⽤意していく必要があると考えています。
年間プレイユーザー数が⼀定程度確保できているから、次世代機を発売する必要性はない、とは考えていません。次世代機について具体的なことをお話しできるタイミングではありませんが、新しいユニークな娯楽を提供していくために、どういった⾯⽩い提案ができるかを常に考えて将来に向けたさまざまな開発を進めています。
将来、新しいハードウェアを発売した場合においても、年間プレイユーザー数はハードウェアの普及台数に左右されるところが⼤きくなります。その点も踏まえ、任天堂のゲーム専⽤機で遊んでいただけるお客様の数を⾼い⽔準で維持しながら、どのように次のハードウェアに移⾏していくかは、これからの⾮常に重要な課題になると思います。ただ、現段階では、発売から 7 年⽬に⼊った Nintendo Switch の稼働をしっかりと維持・拡⼤し、ビジネスの勢いを維持することが最優先事項だと考えます。