ソニーは、各事業分野ごとの戦略についての説明会を開催。ゲーム&ネットワークサービス分野においては、PS5が本体だけでなくPS VR2なども含めて好調であることや、新しいIP(知的財産)へ積極的に投資していくこと、PCやモバイル向けのゲームタイトル提供を拡大させていくことを説明した。

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■ライブサービス強化/PCやスマホ向けのゲーム提供も拡大

ゲームソフトの開発などにおいては、ライブサービスを重視していくと説明。2025年度までに投資の半分以上をライブサービスに集中させる予定だという。

前述のバンジーや、Haven、Firewalkといったゲーム開発スタジオを買収したのも、このライブサービス強化の一環という側面がある。これらに加え、戦略的な人材獲得によって、今後複数のライブサービスをリリース予定だと説明した。

また、2022年度にはバンジーの既存PCビジネスの貢献もあってPC向けの収益が3倍以上に増加したと紹介。「Spider-Man Remastered」「The Last of US Par 1」といったプレステ向けゲームをPC向けにも提供し始めていることや、モバイル向けにも様々な施策に取り組んでいることに触れ、2025年度までに新作ラインナップのほぼ半分がPCとモバイルへ提供される見込みだとした。既存IPから新規IPまでを含め幅広いジャンルでビジネスモデルの基盤を強化し、年2本以上の大型タイトルをリリースしていくという。

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プレステで囲い込むのではなく様々なプラットフォームでビジネスを展開

そのほか、ソニーグループ内の各企業が様々にコラボレーションできる点も強みだと言及。さらなるコラボによってIPをこれまで以上に強力にしていくとした。

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