https://jp.gamesindustry.biz/article/2306/23062601/

最後に任天堂である。前回はボリューム面の問題もあって決算の話はできなかったが,
Switchの販売は,第4四半期に顕著に減速し1800万台の目標にわずかながら届かなかった。

 古川社長も,決算発表の時点ではSwitchの減速傾向が顕著になっており,2023年度の計画
である1500万台は高い目標水準であり,達成できないかもしれないとしていた。
 東洋証券では前回決算時のこの場でも,ピークアウトすると基本そのまま落ち込むとコメント
し,前回時点では最悪も想定して1200万台まで予想を修正していた。今回,1350万台にした
のも,この発言などを考慮してのものである。

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ところが,日本のSwitchの販売動向が奇妙なことになっている。Switchの販売がGWを境に
急増しているのだ(4月の最終週と5月の最初は合算なので単純に案分している)。6月はさらに
増えて10万台ものセルスルーを実現しているのである。7年目のボーナス期直前のタイミング
で週販10万台は異例もいいところだ(DSやPS3の同時期は2万台程度)。

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