スクウェア・エニックス・ホールディングスが4日発表した2023年4〜6月期連結決算は、純利益が前年同期比66%減の63億円だった。6月に発売した人気タイトルの新作「ファイナルファンタジー(FF)16」は好調だが、ゲーム開発費の償却負担が響いた。

売上高は14%増の856億円、営業利益は79%減の30億円。「大型タイトルの発売に伴い開発費の償却負担が影響した」(広報)という。主力のデジタルエンタテインメント事業は16%増収も、営業利益は81%減った。ゲームセンター運営などアミューズメント事業は人流の回復を背景に営業利益は30%増えた。

24年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比5%増の3600億円、純利益は22%減の385億円を見込む。

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